自由への教育
Vol.7  2022/2/4
 

『どのエポックがいい?』

クラスだより5年生〜

 
それぞれがとても個性的で、各々興味を持っているものも得意なことも違う子どもたちですが、このクラスでは、エポック授業となると人気に大きな偏りがあります。地理や歴史といった社会科系のが好きという子どもが大半で、幾何学や植物学はなんだか人気がありません。担任としては、クラスのこの傾向を大変興味深く思うと同時に、他のエポックも身近に感じてもらえるといいな、楽しめるといいな、そして(欲張りにも)「好き」と感じてくれるといいな、と思うのです。
 
さて、3学期初めのエポックは2回目の植物学。”非社会科系エポック”です。知らず知らずこちらの準備にも熱が入り、また、植物の世界をどんな風に子どもたちが受け取るかも楽しみにスタートしました。
 
蓋を開けてすぐの熱帯雨林の植物についての話に、教室は早速大きな盛り上がりを見せました。赤く大きなラフレシアの花びらはどれだけ分厚いのかという話だけで「うわあ!おれの腕よりごっついやん!」と皆が腕を触り始め、「いや、胸板の分厚さや!」「わはははははは!」と笑いとどよめきが起こります。虫たちが沢山寄って来ると伝えただけで「うわ!臭そう!」とどよめき、そして大笑い。また、数日後の砂漠の植物の授業では、こちらが砂漠の情景を描写しただけで「うわあ、暑いから砂の上はいやや!」「そうや、砂にもぐったらええやん!」「ぎゃははははは!」楽しそうに弾ける声が広がります。毎日、新しい植物を紹介する度に皆で息を飲んだり、驚いて声をあげたりと、表情豊かに過ごし、あっという間に3週間のエポックが終わりました。
 
植物学を終えた直後、子どもたちは”どのエポックがいいか”雑談を始めました。耳を傾けてみますと、「地理が好き」「世界史おもろいよな」「日本史がいい」の声ばかり。不動の社会科人気!あんなに植物学で盛り上がったのに!こちらは笑わずにはいられないのでした。そして、子どもたちの奥深くから湧き出る興味や関心、それぞれの心に残っていくものは、各々の個性に由来しているものが本当に大きいのだと、改めて感じさせてもらったひと時でした。
 
学校報「プラネッツ」90号(2018年3月発行)より
 
 
お知らせ
講座『日常の授業をSDGs(ESD)につなぐ』明日開催
第3回目は、前回に引き続き5年生担任の若林伸吉による実践からの提案です。
今回は博物学(動物学、植物学、鉱物学)や芸術を中心としたお話です。
日 時:2022年2月5日(土)10:00〜11:30 ZOOM配信・録画配信 【有料】
催し『学校見学会』 

在校保護者による校舎の見学ツアーと、教員による質疑応答を行います。

子どもたちが学ぶ環境を直接見ていただけます。

日 時:2022年2月27日(日)14:00〜15:00

 場:京田辺シュタイナー学校 申込制 【無料】

講演会『仲正雄さん講演会』中止

講師の諸事情により中止することになりました。

楽しみにされていた皆様、関係者の皆様にはご迷惑をおかけいたしますことを心よりお詫び申し上げます。

今後の催し・講座 
その他本校では、一年を通して様々なイベントを開催しております。
オンラインでの取組みも企画しております。
詳細が決まり次第、ニュースレター・本校ウェブサイトにてご案内いたします。
 
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